子供への説教

確かに、うちの子10歳男の子は頼りない。

ゆっくりゆっくり、彼の周りは人と違った時間が過ぎているように、何かひとつやるとひとつ忘れるし、忘れ物に気をつけて!といっても毎日何かしら物忘れをする。

 

そんな彼に旦那がやきもきしたのもわかる。私の言う事を聞かないのなら、旦那が出張ってくるのもわかる。

 

ただ、その説教の仕方がねちっこくて嫌だなぁと思っていた。

 

とにかく理解力が乏しい10歳の子に、ねちねち説教食らわすのは効果的なのかどうか?

ひとつ頭に入れたらひとつ頭から抜けるような子なのに、いきなり3も5も叩き込むのはどうなのか?と思っていた。

 

気になりながらも、説教食らわす目の前で嫁が口を出すのは逆効果なので、ずっと黙っていた。

 

でも、私から見ると、日に日に酷くなっていた。

部屋の片づけだけは旦那に鬼のように言われていたので、やっていたけど、毎日のように忘れ物をするし、通っている学童でも何かしら物をなくしたり、私に言わなくなったり隠し事したり、とにかく何やっても失敗する、失敗を選択するような、そんな自信がない子供の典型的パターンになっていた。

 

私自身がそういう子だったから、何となく彼の気持ちはわかった。

 

これは、言い方に気をつけてやらないと、どんどん悪い方向に流れていく。そう思ったから、旦那より前に私が言う事にした。

 

とにかく、たくさん叩き込む事ではなく、小さな成功を積み重ねる事。

 

まずお友達を怒らせたら、ごめんって言おうね。

それが出来たら、何が悪かったか、ちゃんと言おうね。それが出来たら、次からこうしますって言おうねって感じで。

 

優先順位をつけて、はっきりとした階段を目の前に立ててやる事が大切だと思っていた、のに。

 

旦那からしたら違うかったらしい。

 

何が悪かったか反省しろ。次からこうするって決めろ。

 

矢継ぎ早に出てくる出てくる説教。

 

 

私が今話してるんだけどわからない?2人同時に責められたら、この子が混乱するから辞めて。

 

そう言ったんだけど止まらない旦那。

 

そんなんで本当にいいと思ってるの?とか言いやがる。

 

 

ちょっと待って。あのね、この子に全部一気に叩き込もうとしても無理よ。順番教えてクリアさせてあげないと混乱するだけよ。

 

そう私が説明しても、無視して畳み掛ける。

 

本当にそんなんでいいと思ってるの?てか〇〇(←息子の名前)、本当に悪いと思ってるの?悪いと思ってないんじゃない?え?思ってるの?へーえ。。

 

 

何だよそれ。子供に言う事かよ。

ダメだと思ってても止まらなかった。

 

 

私が◯◯に話してるの!入ってこないで!

 

 

私がキレたら、やっと止まった。でも顔がニヤニヤしていた。

何だよそれ。子供に対する態度かよ。何だよそれ。

 

私の腹の虫は収まらなかった。

もう二度と説教させない、そう決意した。

 

 

 

 

息子の為を思ってお説教してくれてるんだと思ってた。私自身がとても甘いから、仕事と家事でなかなか息子の相手が出来ないから、だから言ってくれてるんだと思っていた。

 

でも違った。

 

旦那は言うべき事と、言いたい事の判別がついていない。

説教しながら、自己満足のオナニーをしてるだけだ。

 

このまま息子が思春期になった時に、旦那とどんな衝突をするのだろう。

 

やっぱり貯金しなきゃ、、、、と心の底から思った日だった。

 

次の日記は、以前旦那に離婚届を突きつけられた時のことを書きます。

あの人、突きつけた時にニヤニヤしてたんだよね。この記事書きながら、思い出した。